高松宮記念は、毎年3月末に中京競馬場で開催される芝1200mのG1レースで、多くのスプリターが集結するため、春のスプリント王決定戦とも呼ばれています。
グローバルスプリントチャレンジにも組み込まれ、海外から一流のスプリンターが参戦することもあります。2015年には香港からエアロヴェロシティが参戦、見事に栄冠を勝ち取りました。
中京競馬場が大幅改装された2012年以降の結果から傾向を探ると、上位人気馬だけで決着したのは2012年のみとなっており、2013年以降は最低でも1頭は人気薄が絡んでいます。
三連単の配当も人気通りに決着した2012年は5930円でしたが、翌年以降は軒並み200倍以上となっており荒れる傾向にあります。
中山競馬場で開催される芝1200mのG1レース、スプリンターズステークスとはレースの質が異なるため、参考にする場合は注意が必要です。
中山競馬場の芝1200mは、スタートから3コーナーに向けほぼ一直線となっているうえ下り坂のため、前半はハイペースになることがほとんどで、底力が問われやすいレースとなります。
一方中京競馬場の芝1200mはスタート直後は登り坂で、すぐにコーナーへと突入するため前半はやや遅くなりがちですが、直線の入り口までは下り坂のためスピードに乗りやすいものの、直線ではすぐに登り坂となるため、中山競馬場とは異質の底力が必要とされます。