高松宮記念は春先に行われるため、どうしても芝コースが荒れやすく、内側が不利であるという傾向が出ています。雨が降れば話は別ですが、晴れている場合は、内側の芝がかなり荒れてしまい、それによって足を取られる可能性が高まります。内側の馬が不利で、外枠の馬がかなり台頭しているのは、コースと季節が関係していると考えてもいいでしょう。
しかし、コースを改修したことによって、徐々にですが変わりつつある部分もあります。それは、人気薄の馬が台頭してこなくなり、実力勝負に持ち込まれやすくなったことです。過去には、かなり人気の無い馬が2,3着へ突っ込むというケースも多くありましたが、坂が作られたことで、ある程度の力が求められるようになりました。これが人気薄に厳しい状態となっており、余程展開が向かない限り、力のある馬が先着する傾向が生まれるようになりました。
最近は季節の変わり目に開催されていることもあり、雨が降るケースも多くなっています。この場合は、先行している馬に有利な展開になりやすく、前残りが多くなっています。当日の天気なども含めて、なるべく外側の有力馬から狙っていくことが大事で、内側に入ったときは天気や馬場状態をチェックしてください。