高松宮記念は中京競馬場で開催されるGⅠレースです。この競馬場では直線が412.5m、高低差が3.5mあります。
以前は直線が短かったのですがリニューアルオープン後に長くなりました。さらに直線すぐの場所に2%の勾配が付けられたのが特徴です。
リニューアル前は内枠が有利と言われていましたが、リニューアル後の高松宮記念で過去に好走した馬を調べてみると外枠に入った馬の方が好走している傾向があります。
ロードカナロアはスプリンターズステークスや高松宮記念、安田記念など短距離GⅠをたくさん勝利している名馬です。引退してまだ年数がそれ程経っていないので記憶に新しいところです。このような短距離の名馬でも2012年に開催された高松宮記念で1枠に入った際に3着と敗れました。
この時の勝ち馬だったのはカレンチャンで2011年にはスプリンターズステークスを勝利しています。強い馬ではありましたが、その後の2012年のスプリンターズステークスで再度走った際はロードカナロアの方が勝利しています。
カレンチャンとの着差はわずかではあったものの力関係から見るとロードカナロアの方が上だった可能性大です。そんな馬でも内枠に入ると厳しいのです。ちなみにそのレースがロードカナロアにとって唯一の3着。複勝圏内なので汚点とまでは言えないですが、唯一連対を外したレースということで、それほどの不利が内枠には働くと言っても過言ではないのかもしれません。
今度の高松宮記念の勝ち馬を予測すると、出馬表で外枠に入った馬である可能性が高いと見ています。外枠の有力馬で言えば2014年スプリンターズステークス、2015年高松宮記念と2着になり、いつGⅠを勝つかと言われていたハクサンムーンがいます。現段階では人気薄。面白い馬券になるのではないでしょうか。