高松宮記念は1200mの短距離GⅠです。
GⅠの中でも距離が短く1分10秒弱のタイムで決着することが多く、短距離レースは長距離レースと比べると実力通りに決まりやすいと言われています。
実力と人気が一致していれば荒れにくいですが、一致していない時は思わぬ高配当が出ることがあります。実力のない人気馬などそうそう現れるものではありませんが、例えば今の藤田菜七子フィーバーなどが起こると、ななこ馬券は普段よりも売れるため、人気と実力が乖離するという現象も起こりえます。
高松宮記念が1200mのGⅠになったのは1996年からと比較的歴史が新しいです。
過去10年の人気馬の傾向は1番人気3勝、2番人気1勝、3番人気3勝、4番人気3勝となっています。2番人気は1勝のみと3番人気や4番人気の馬より成績が良くない傾向が見られ、人気がありながら馬券としてはあまり美味しくない。その点では3番人気や4番人気の馬は人気の割に成績が良いので狙い目です。
過去10年の傾向から馬券の戦略を立てるとしたら、1番人気と3番人気と4番人気の馬の中から軸を探したいところです。
馬連で見ても配当が安かったのは2012年と2013年、万馬券が出たのは2007年と2014年です。その他にも2008年や2015年にも中穴馬券となっており、荒れにくい短距離レースとしては比較的高配当が出ています。
高松宮記念の過去10年の傾向を見ると、上位人気馬から中穴馬券、万馬券を狙うと言った作戦も考えられます。