中京競馬場が改装された後の高松宮記念では、以前にも増してパワータイプのスプリンターが好走する傾向にあります。圧倒的な能力を誇って勝利したロードカナロアはともかくとしても、カレンチャン、コパノリチャード、スノードラゴン、サンカルロ、ドリームヴァレンチノなどは力の要る阪神コースでの好走やダートでの活躍実績がある馬たちです。つまり、一介のスピード馬や快速馬ではなく、パワーを備えているスプリンターが好走しやすいです。
そんな特殊なコース形態が影響しているのか、ロードカナロアを除いてここ数年は1番人気がやや不振のデータが出ています。1番人気は過去4年で1勝3着2回ですので全面的には信頼できないと解析することができます。
しかも2015年の優勝馬はエアロヴェロシティという4番人気だった外国馬であるため、ますます予想が難しくなっています。同じ馬が繰り返して3着以内に好走しているケースも見受けられるので、今年も出走してくるなら要警戒です。
最後の直線はそれほど長くありませんが、だからといって安易に逃げ馬が残るパターンだけに限らず差し馬の好走も考えられますので脚質からは予想を立て辛いです。ですので、なるべくパワーのあるスプリンターを中心に考えるのが過去のデータに沿った予想となります。